【映画】 アリス・イン・ワンダーランドの感想

フジテレビの金曜プレミアム 映画 『アリス・イン・ワンダーランド』を見ました。

つまらなかったけどラストが良かったので救われた想いです。フジのドラマ『ラヴソング』はラストが最悪だったので何もかもが台無しでしたが、こちらは中身はつまらないけど後味は良かった。

子どもの頃『鏡の国のアリス』という本を読んだことがありますが、何ともつまらない本だと思った記憶があります。高校の時に英語の教材で勉強した時も同じでした。やたらと人気があるし興行収入もいいようなので映画を見てみましたがやっぱつまらなかった!

人間が大きくなったり小さくなったり、言葉を話す動物がいたり、怪獣と戦ったり、っていうのはたいして創造的じゃないんですよね。出てくるキャラクターも主人公にもワンダーランドという世界観にもあまり魅力は感じませんでした。映像だけ綺麗でもダメですね。3Dだから2Dより上ということもない。こんなんじゃ日本のアニメのほうがよっぽどおもしろいなぁと思いながら見ていました。

ラストは誰もがうらやむ貴族との結婚を断り、「王子様なんかいないのよ」と言いにくいことをはっきりと言ってやり、自立した女性としてビジネスの世界で生きていくという終わり方がアリスに似合っていて納得しました。青い蝶が寄ってきて綺麗な映像で締めくくられて良い気分で見終えることができて幸いでした。フジの『ラヴソング』を見終わった時はトラウマになるぐらいの悪夢でしたからね。ジャンルが異なるとはいえ、ラストシーンはこうでなくっちゃ!というお手本のような作品でありそこは高く評価します。