99.9% 第10話(最終回)の感想

このドラマは半沢直樹下町ロケットの後枠ということもあり期待値は非常に高かった。99.9%というタイトルも良く、香川照之松本潤の演技には興味があったので楽しみだった。日曜日は他に観たい番組がないということもある。

しかし、あまりに酷い演出に私の関心は地に堕ちた。「最低」レベルのドラマだったと言える。わざわざブログに感想を書く時間も勿体ないので今まで一度もブログで触れたことはなかったが他に見るものがなくラストまで見てしまったのでせっかくだから少しは触れておこうと思う。

主人公の深山大翔 (松本潤) はニヤニヤし過ぎ。常に上から目線で礼儀も酷くまったく共感できない。室長・佐田篤弘 (香川照之) は深山にやられっぱなしの雑魚。立花彩乃 (榮倉奈々) はキャラとしても女性としても魅力がなさ過ぎる。 明石達也 (片桐仁) はまったく面白くない上にうざすぎる。斑目春彦 (岸部一徳) や他の弁護士・事務員達も赤点。

このドラマはおふざけの感じがHEROに似ていると思ったが、木村拓哉松たか子北川景子八嶋智人らの作品にはまったく及ばなかった。松本は花より男子ではいい演技ができていたと思ったがキムタクにはまったく及ばなかったな。榮倉はまあ元々の実力が松や北川には及んでないのでしょうがない。香川照之も期待外れだった。松本潤香川照之の力にすがるしかなかったドラマだが両者ともに出来が悪く総崩れ状態だった。

ネットで「くだらない学芸会」「深夜枠レベルの脚本」などと酷評されていた人がいたが同感だ。フジの『ラヴソング』の脚本も酷くて怒りまくっていたが、こちらは笑っちゃうぐらい酷くて学芸会の出し物にわざわざ怒らないのと同じような「無関心・諦め」のような境地。世界では絶対売れないだろうなぁという質の低い和製3流ドラマであった。